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なんとなく不調”はピラティスで変わる〜自律神経ケアのすすめ〜

  • 執筆者の写真: Yusuke Takayama
    Yusuke Takayama
  • 7月22日
  • 読了時間: 3分


□第1章 “なんとなく不調”とは?


○現代人に増える「はっきりしない不調」

・朝起きても疲れが抜けない

・理由なくイライラする

・肩こりや便秘が慢性化している

・なんとなく呼吸が浅い


これらは医療機関で「異常なし」と言われながらも、多くの方が抱えている“未病”のような状態です。原因のひとつとして、自律神経の乱れが関係していることが多くあります。


○自律神経とは?

自律神経は、呼吸・心拍・消化・体温調節などを無意識にコントロールしてくれている神経です。交感神経(活動モード)と副交感神経(休息モード)のバランスが崩れると、体も心も落ち着かなくなり、これが“なんとなく不調”の正体とも言われています【1】。



□第2章 なぜ自律神経が乱れるのか?


○ストレス・運動不足・姿勢の影響

・慢性的なストレスや緊張状態

・スマホやPCによる前傾姿勢

・運動不足による呼吸の浅さ


これらはすべて、自律神経のバランスを乱す要因です。特に「猫背姿勢」と「浅い呼吸」は、副交感神経の働きを弱め、交感神経が過剰に優位になりやすくなります。


○呼吸と姿勢の関係性

呼吸の質は、背骨や肋骨、横隔膜の動きと密接に関係しています。姿勢が崩れることで、呼吸の可動域が狭まり、結果として自律神経も緊張モードから抜けにくくなるのです【2】。



□第3章 ピラティスが“自律神経のメンテナンス”になる理由


○背骨・呼吸・内臓のつながりを整える

ピラティスは、インナーマッスルを活性化し、背骨を本来のしなやかさに戻すことに加え、深い呼吸を意識した動作が特徴です。


・呼吸を通して副交感神経を活性化

・骨盤や背骨を整えて内臓の位置を安定化

・呼吸筋(横隔膜・肋間筋)の活性化でリラックスモードへ


特にマシンピラティスでは、姿勢や可動域に合わせてサポートが加わるため、初心者や不調を抱えた方にも安全かつ効果的です。


○ピラティスがもたらす科学的な変化

近年の研究でも、ピラティスによって「交感神経の過活動が抑制され、副交感神経の活性が促進された」と報告されています【3】【4】。

特に週2回以上、6週間以上継続した場合に、自律神経の安定・睡眠の質の向上・ストレス指標(コルチゾール値)の低下などが確認されています。



□第4章 アールアップでできること


○「不調の根本」に向き合うピラティススタジオ

ピラティススタジオアールアップセンター北では、

✔ 理学療法士監修の安全なレッスン構成

✔ マンツーマンでの丁寧な姿勢評価と目標設定

✔ 呼吸・自律神経・姿勢に着目したアプローチ


を大切にし、“なんとなく不調”を一緒に整えることを目的としています。





□参考文献

【1】Tsigos C, Chrousos GP. Stress, endocrine and metabolic disorders. N Engl J Med. 2002.

【2】Kuo TB, Yang CC. The effect of deep breathing on autonomic nervous system. J Appl Physiol. 2003.

【3】Curi VS, et al. Pilates training improves autonomic nervous system regulation. J Bodyw Mov Ther. 2018.

【4】日本理学療法士協会. 自律神経と姿勢制御に関する文献レビュー. 2020年.


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