「一生付き合う背骨だから」側弯症ケアにマシンピラティスが選ばれる科学的理由
- Yusuke Takayama

- 6 日前
- 読了時間: 4分
「鏡を見るたびに肩の高さが違うのが気になる」
「病院では『経過観察』と言われたけれど、将来が不安」
「マッサージに行っても、背中の片側だけがすぐに張ってしまう」
側弯症(そくわんしょう)を抱える多くの方が、このような悩みを抱えています。日本では**学童期の約2〜3%**に見つかると言われる側弯症ですが、大人になってからの筋力低下や出産・加齢に伴い、痛みが強まったり、カーブが進行したりするケースも少なくありません。
今、この悩みに対して世界的に推奨されているのが、「マシンピラティス」を用いた個別アプローチです。なぜ、単なる運動ではなく「マシン」なのか? その理由を、医療的根拠(エビデンス)とともに分かりやすく解説します。
1. なぜ「普通のストレッチ」では変わらないのか?
側弯症は、単に背骨が左右に曲がっているだけではありません。実は、背骨一つひとつが**「ねじれ(回旋)」**を伴って立体的に変形している状態です。
脳が「ゆがみ」を正解だと勘違いしている
最新の研究では、側弯症の方は「自分の体が今どうなっているか」を感じ取る固有受容感覚というセンサーが、脳内で少しズレてしまっていることが指摘されています。
• 自分では真っ直ぐ立っているつもりでも、体は傾いている。
• 良かれと思って姿勢を正すと、逆に「ねじれ」を強めてしまう。
この「脳の勘違い」を修正せずに筋トレやストレッチをしても、効果が出にくいどころか逆効果になることさえあります。そこで必要になるのが、**「正しい位置を脳に教え込む」**作業です。
2. 数字が証明する、ピラティスの改善効果
「運動で本当に背骨が変わるの?」という疑問に対し、近年のリハビリテーション研究は明確な数字を出しています。
• コブ角(曲がり具合の指標)の減少:
国際的な研究(RCT:ランダム化比較試験)において、週2〜3回のピラティスを半年間継続したグループは、何もしなかったグループに比べ、側弯の角度(コブ角)が平均で約5〜10度改善したという報告があります。
• 痛みの緩和率:
側弯症に伴う慢性的な背部痛や腰痛に対し、ピラティスは**約70%以上の症例で「痛みの有意な軽減」**が認められています(※国内外の複数の臨床論文による)。
• 呼吸機能の向上:
背骨のねじれが取れることで肋骨の動きがスムーズになり、肺活量が向上。その結果、**「疲れにくくなった」**と実感する方が多いのも特徴です。
3. マシンピラティスが「側弯専用」と言える3つのメリット
マットで行うピラティスと違い、リフォーマーなどの専用マシンを使うことで、安全かつ確実に体に変化を起こせます。
① 「スプリング(バネ)」があなたの背骨を伸ばす
マシンのバネは、負荷を与えるだけでなく、重力から背骨を解放する「補助」としても働きます。自力では難しい**「背骨を上下に引き伸ばす動き(エロンゲーション)」**をサポートし、椎体同士の間隔を広げていきます。
② 左右バラバラの負荷設定が可能
側弯症は左右の筋肉の強さが極端に違います。マシンなら「右側はストレッチ、左側は筋力強化」といった、左右非対称(アシンメトリー)なトレーニングがミリ単位で調整可能です。
③ 「触覚」によるフィードバック
マシンのストラップやバーに触れていることで、脳に「今、ここが動いていますよ」という信号が常に送られます。これが、前述した「脳の勘違い」を修正する最短ルートになります。
4. 「誰に教わるか」が最も重要な理由
側弯症のカーブは、100人いれば100通りです。
• 右に凸があるのか、左に凸があるのか。
• 腰にカーブがあるのか、背中にあるのか。
• 骨盤の傾きはどう影響しているのか。
これを正確に見極められるのは、解剖学を熟知したプロフェッショナルだけです。
当スタジオでは、リハビリの国家資格(理学療法士・作業療法士)やピラティス国際団体の資格を保有しているインストラクターが、あなた専用の「背骨の設計図」を作成します。
グループレッスンでは難しい、「あなただけの、あなたを正すための1ミリ」を追求するのが、アールアップのパーソナルレッスンです。
終わりに:背骨が変われば、毎日の景色が変わる
「側弯症だから仕方ない」と諦める必要はありません。
適切なエビデンスに基づいた運動療法を取り入れることで、痛みから解放され、自信を持って服を着こなし、アクティブに毎日を楽しむ体は手に入ります。
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