ヨガとピラティス、あなたに合うのはどっち?〜呼吸・意識・目的でわかる最適な選び方〜
- Yusuke Takayama
- 7月26日
- 読了時間: 4分
□第1章:はじめに 〜選択の時代にある私たちへ〜
○:情報があふれる中で・「ヨガかピラティスか」。 健康意識が高まる現代、結局どっちがどう良いの?と疑問を抱く人が増えています。どちらも呼吸を重視し、内面にアプローチするメソッドでありながら、実はその背景や目的は大きく異なります。
○:あなたに合う選択肢を見つけるために・この記事では「呼吸・意識・目的」という3つの軸から、ヨガとピラティスの違いを紐解き、自分に合った方法を選ぶヒントをお届けします。
□第2章:ヨガとは? 〜身体と心を結ぶ古代の智慧〜
○:インド発祥、精神性の高いアプローチ・ヨガはおよそ5000年以上前のインドで誕生し、「つながり(結ぶ)」を意味するサンスクリット語の"yuj"に由来します。・その目的は「心の静けさ」であり、アーサナ(ポーズ)、呼吸法(プラーナヤーマ)、瞑想などを通して自己との対話を深めていきます。
○:呼吸は「自然に」、意識は「広く」・呼吸法は鼻から吸って鼻から吐く腹式呼吸が中心で、呼吸に乗せてポーズを行うことで自然と心が整っていきます。・意識は“今ここ”に向けながらも、空・宇宙・自然と一体になるような拡がりを持ちます。
□第3章:ピラティスとは? 〜整える、つなぐ、つくりなおす〜
○:リハビリ発祥、科学的なメソッド・ピラティスはドイツ人ジョセフ・ピラティス氏が第一次世界大戦中に開発したリハビリテーションを目的とした身体調整。解剖学と運動学に基づいた“再教育的”な身体づくりが特徴です。・近年では医療・介護・スポーツの分野でも活用され、特に「姿勢」「動作の質」「コア安定性」にフォーカスしたエビデンスが蓄積されています【参考文献①】【参考文献②】。
○:呼吸は「意識的に」、意識は「深く内側へ」・胸式呼吸(肋骨を左右に広げる)をベースに、呼吸と連動して筋肉を正しく使えるよう意図的に働きかけます。・意識はインナーマッスル、骨の動き、背骨の配列など「身体の内部構造」への集中が中心です。
□第4章:呼吸・意識・目的の違いでわかる「あなたに合うメソッド」
○:目的が違うと、選び方も変わる・ヨガは心の安定や精神性を重視する傾向が強く、ピラティスは身体機能の改善や運動療法としての位置づけが明確です。・たとえば…
あなたが求めていること | 向いているメソッド |
ストレス緩和・精神統一 | ヨガ |
姿勢改善・腰痛予防 | ピラティス |
呼吸でリラックスしたい | ヨガ |
動作のクセを整えたい | ピラティス |
体と心を総合的に整えたい | どちらも◎ |
□第5章:アールアップで体験できる“本質的ピラティス”
○:私たちの強み・ピラティススタジオアールアップセンター北では、リハビリ国家資格者が監修し、PHIピラティスの理論に基づいたパーソナルレッスン指導を行っています。身体の状態に合わせたカスタムメニューで、初心者の方でも安心です。
○:マシンピラティスパーソナルにて体験いただけるピラティスエクササイズ
・キャデラック:ロールダウン with プッシュスルーバー 背骨の柔軟性を高めながら呼吸と連動。猫背や肩こりの改善に効果的
・リフォーマー:フットワークシリーズ 骨盤と足部の協調性を高め、特に膝や足首に捻れの改善に効果的
・チェアー:梨状筋ストレッチ 座り姿勢が多い方、お尻や腿の筋肉が硬くなっている方へおすすめ、お尻や腿の筋肉が気持ちよく伸びてくれます
□第6章:まずは「体感」から、はじめませんか?
○:迷ったら、感じてみよう
・ヨガとピラティスの違いは「頭」で理解するだけでなく、「体」で感じることがいちばんの近道です。
・あなたの“今の身体”にとって、何が必要なのか。答えは、体が教えてくれます。
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■参考文献:
Wells C, Kolt GS, Marshall P, Hill B, Bialocerkowski A. "Effectiveness of Pilates exercise in treating people with chronic low back pain: a systematic review of systematic reviews." BMC Med Res Methodol. 2014.
Kloubec JA. "Pilates for improvement of muscle endurance, flexibility, balance, and posture." J Strength Cond Res. 2010.
山田實ほか. 「ピラティスエクササイズによる腰部機能改善の実証的研究」. 理学療法科学 2018.
PHI Pilates Japan. 講義資料および指導者養成カリキュラムより
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