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マシンピラティスパーソナルレッスンが膝関節症に効果的な理由💡

  • yutoppoken
  • 6月9日
  • 読了時間: 4分

□ 階段の上り下りがつらい

□ 歩きはじめに膝が痛む

□ 病院で「変形性膝関節症」と言われた


そんな声を、私たちはこれまでにたくさん聞いてきました。

そして同時に、「膝に良い運動をしたいけれど、何をすればいいかわからない」という不安の声も。


ピラティスは、そんな方にこそぜひ知っていただきたい、“痛みと共に生きない”選択肢のひとつです



○ 痛みの根本にアプローチする「動きの再教育」


変形性膝関節症(膝関節症)は、単なる“加齢のせい”だけではありません。

実は多くの場合、身体の使い方のクセや筋肉のアンバランスが背景にあります。


・体重がいつも片側にかかっている

・お尻や太ももの筋肉がうまく使えていない

・膝が内側に入りやすいクセがある

・歩き方や姿勢に歪みがある


これらが少しずつ膝に負担をかけ、痛みを引き起こしていくのです。


ピラティスでは、こうしたクセを丁寧に見つけ出し、

「正しい動き方」「本来あるべき姿勢」へ導いていくことを大切にしています。



○ パーソナルレッスンだからこそ、できること


グループレッスンや一般的な体操教室では、個々の細かな動きや身体の使い方までは見きれないことも。


でも、パーソナルピラティスなら——

○ あなたの関節の状態

○ 日常の姿勢や歩き方のクセ

○ 痛みの強さや可動域


それらすべてをふまえて、“あなたの身体だけ”の運動プログラムを作ります


痛みを避けながら、必要な筋肉を少しずつ目覚めさせ、

「今できること」をひとつずつ増やしていくーー

そのプロセスこそが、膝を守り、痛みと向き合うための確かな一歩になります



○ 鍛えるのは“膝”じゃない!?ピラティスが注目される理由


「膝が痛いなら、膝を鍛えればいい」

そう思われるかもしれません。


でも実際には、膝関節を安定させるためには、

股関節・骨盤・足首・体幹といった、膝以外の部分がとても大切になります。


ピラティスはこのように、身体を全体で捉えながら、

□ 骨盤の安定性を高める

□ 股関節の動きをしなやかにする

□ 足裏の感覚を整える

□ 体幹(コア)で支える力を引き出す


といった、膝に優しい“全身の動き”を再構築していく運動法です。



○ エビデンス:膝関節症におけるピラティスの効果


近年では、ピラティスが変形性膝関節症の改善に有効であることが、国内外の研究で示されています。


・2020年の研究では、ピラティスを8週間実施した膝関節症の参加者が、痛みの軽減・歩行能力・関節の柔軟性すべてにおいて改善したと報告されています(da Luz Junior et al., Journal of Bodywork and Movement Therapies, 2020)。


・2016年の韓国の研究でも、週2回のピラティス実施が、膝の痛みスコア・筋力・姿勢バランスの向上につながったという結果が出ています(Lee et al., Physiotherapy Theory and Practice, 2016)。


このように、ピラティスはリハビリテーションの文脈でも高く評価されており、

「運動したいけど不安」という方にとって、安心して始められる方法です



○ “できない”を“できる”に変えていく喜びを、一緒に


・膝が痛くて歩くのが怖い

・将来もっと悪くなるのではと不安

・運動したほうがいいとわかっているけど、自信がない


そんなお気持ちを、私たちはとてもよく理解しています。


でも、動かし方を変えるだけで、

膝はちゃんと変わっていく可能性があります。


ひとつひとつの動きを、丁寧に、優しく。

あなたの身体の声を聞きながら進めていくピラティスの時間は、

単なるトレーニングではなく、心と身体が整う豊かな時間になるはずです



 


【参考文献】


・da Luz Junior, R. A., et al. (2020). Effects of Pilates Method on Functionality and Quality of Life in Women With Knee Osteoarthritis: A Randomized Controlled Trial. Journal of Bodywork and Movement Therapies, 24(3), 79–85.

・Lee, D., et al. (2016). The Effects of Pilates Exercise on Pain and Function in Patients with Knee Osteoarthritis. Physiotherapy Theory and Practice, 32(5), 373–378.

・National Library of Medicine, PubMed Database: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/

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