ピラティスがリハビリとして有効な理由

ピラティスがリハビリテーションに効果的である理由は、その運動方法が体を全体的に強化し、バランスを整えることに焦点を当てているからです。特に、ピラティスは体の中心部、つまりコアの筋肉を強化することを目的としています。このコアの筋肉がしっかりと働くことで、体全体の安定性が増し、ケガの予防や回復を助けます。

最新のエビデンスとして、2020年に発表された研究では、ピラティスが慢性的な腰痛患者に対するリハビリテーションとして非常に効果的であることが示されました。この研究では、ピラティスを8週間にわたって実施したグループが、従来のリハビリテーションを受けたグループよりも痛みの軽減と機能の向上が著しかったことが確認されました。また、ピラティスを行うことで筋力と柔軟性が向上し、これが痛みの軽減と機能回復に寄与しています。

さらに、ピラティスは関節に対して非常に優しい運動です。これは、動作がゆっくりとコントロールされて行われ、筋肉を使うことで関節にかかる負担を軽減するためです。そのため、関節炎や関節の痛みを抱える人々にも適しています。2019年の研究では、膝の関節炎を持つ高齢者がピラティスを行ったところ、痛みの減少とともに膝の機能が向上したことが報告されています。

脳梗塞やパーキンソン病などの難病から脊柱管狭窄症や骨折などの整形疾患のリハビリまで、ピラティスを運動療法として用いることで効果が期待できます。

ピラティススタジオアールアップはセンター北駅徒歩3分にある専門的なピラティスを提供するスタジオです。